市場の目「拡大する物色対象」(2024.03.06)

「昨日のニューヨーク市場は三指数ともに大幅下落。とりわけ
実績以上に期待感で買われすぎたマグニフィセント7が下げ、市場の
「利益確定売り」を加速させたと考えています。

日本市場も同様に日経平均の上昇をけん引してきた「値がさハイテク」
株が足踏みをしているため、上値追いは厳しそうです。

反面、物色範囲は拡大して、TOPIXは上昇しています。」

■今晩のパウエル議長の議会証言待ちでニューヨーク市場は動きが
とりにくくなっています。

相場をけん引しているマグニフィセント7他、ハイテク株は「金利」
の下落以外に上値を追う材料が無くなっています。

アメリカは、調整局面に入ると想定しています。

日本市場も同様です。
日経平均株価を上昇方向にけん引してきた「値がさハイテク株」ですが、
既にアメリカの「ハイテク株」以上に高いPERに到達している銘柄も出て
います。

何度もコメントしていますが、しばらく決算の実績数字が出てくるまでは
足踏みが必要なのです。

■今週末のメジャーSQに向けての動きはまだ注目です。
三月の高値が、このメジャーSQ時になる可能性もあると考えています。
つまり、メジャーSQで、「売り方」の買戻し以外に、相場水準を大きく上値追い
する材料が出てこないからです。

短期の海外勢も、年初から急速に上昇して含み益を抱えており、利益確定
するチャンスを待っています。
期末に向けてのポジション調整も始まります。

想定している三月中の上方修正の開示や増配、分割などの開示も増加しています
が、「売り」需要を覆すほどの数が出るかどうかが疑問です。

また、個人の信用買い残高が2007年以来の高水準になったと報道されています。

2007年はあくる年に「サブプライム・ローン」が発生しています。
既に、個人投資部門の信用取引比率は70%をこえています。

株式投資に「乗り遅れてはいけない」という個人投資家の意識が高まっている
のだと想定しています。

■株式投資は、参入障壁の低いものです。
さまざまな情報が巷に溢れており、基本的な考え方や情報を提供するメデイアも
確立されたものはありません。

株式を本格的に商品として提供している証券会社や金融機関が激減しており
「投資信託の事はわかるが株の事は素人です」という関係者(証券メデイア、
証券会社、銀行などなど)しかいなくなっているからです。

その投資が間違いが無いか、考え方が間違っていないか、自身がある人ほど
第三者に相談することが必要です。
プロのアスリートにコーチがいるように、自分の事は自分ではなかなか見えない
者だからです。