市場の目「日柄調整突入」(2024.04.22)

「週末のニューヨーク市場は三指数まちまちの動き。景気敏感株が多く
上昇した銘柄が多かったダウ平均と比較して、ナスダックとS&P500は
金利高止まりによるハイテク株売りの影響が強く出て下落しています。

日本市場は、自律反発だと考えますが、金曜日の寄り付きには届きません。」

■株式市場には調整が必要です。
投資資金は無限に増加して市場に流入してくるわけではありません。
また、企業価値が短期間で大きく変化することもありません。

そのため、相場水準が高くなりすぎた場合、調整を余儀なくされます。

決算開示で、経済合理性に合致すると再評価されなければ、高く評価さ
れた株価は経済合理性に合致する水準まで修正されます。

投資資金が枯渇してきた場合は、売却などで資金が戻るまで、「日柄」
整理が求められます。

■値がさハイテク株、半導体関連銘柄の多くが、日米で、「期待感」
が膨らみ、過大な評価になりました。

その調整が現在起きていると想定しています。

日経平均の構成比は、値がさハイテク銘柄が大きく、これ等の銘柄が
調整期間に入れば、日経平均株価の上値は重くなります。

反面、値がさハイテク銘柄以外の銘柄への物色が進みます。

現状の日本市場では、「投資資金の不足」は無いと考えるべきです。
海外投資家からの資金流入、国内個人投資家の資金流入などにまだ
余力があるからです。

そのため、動きのいい銘柄に物色が移っていく可能性が高いと考えて
います。

■とはいえ、やみくもに物色が拡大するのは考え物です。

電力各社がPBRが低く、株主政策の見直しをするのではないかとの思惑
で、上昇しています。
しかし、電力会社にとってより重要なのは、「株主」ではなく「顧客」
です。
株主には配当を増やし、顧客には電力料金を引き上げる、という事では
世論が紛糾すると考えています。

増配の前に、電力料金の引き下げ、もしくは据え置きではないのか、
そういう議論が必ず起こると考えています。

投資家の事情だけで株が動くわけではないという事を考えている次第です。