市場の目「焦る投機資金」(2024.04.11)

「昨日のニューヨーク市場は三指数ともに下落。CPIの数字が市場予想
より、情報にぶれたことが、金利引き下げ時期の後ずれを意識させ、
そのために売られました。

日本市場は、材料不足です。」

■ニューヨーク市場では、莫大な金額の短期投機資金が、行き場を失って
いると考えています。
順調に上昇を続けていた株式市場は、踊り場を迎え、もみ合い状態です。

債券市場でのアービトラージも、ボックス圏に突入した感があり、膠着感
があります。

大事なのは、短期投機筋にとって、利ザヤを稼ぐ手段が必要だという事
です。

株式市場や債券市場であれば大量の資金が吸収できますが、その市場が
膠着感が出てくると、株式市場や債券市場以外の市場で稼がなければ
なりません。

本日は、CPIの開示に合わせて、ドル買いの仕掛けに投機筋が走ったと
考えています。
原油先物、金ETF、非鉄金属などの相場にも投機資金は向かっていますが、
やはり、資金量の大きさから、これ等の市場では投機資金をすべて吸収
出来るものではありません。

為替市場は資金吸収が巨額です。

かくして、CPIの上振れに賭けた投機筋がドル買いを仕掛けたと考えています。

■投機筋が株式市場以外に向っているため、日本市場では、明日のSQに向けて
の動きが乏しくなりました。

為替が円安に傾いたにもかかわらず、値がさハイテク株は動きが鈍く、自動車も
同様です。

さまざまなコメントが出ていますが、「幽霊の正体見たり投機筋」ということ
だと考えています。

この流れを覆すのは、日本経済がシナリオ通り、着実にデフレから脱却して
緩やかなインフレ経済に転換していることを示すことです。

それは各企業の決算です。

つまり、決算開示が始まるまでは、日本市場の膠着感は計z測すると考えて
います。

急ぐ必要はありません。
動きそうなチャートを形成している銘柄を発見しておくことが先決だと考えて
いる次第です。