「昨日のニューヨーク市場は、ダウ平均は上昇したものの、ナスダックとS&P
は下落。エヌビデアの史上最大の下げが大きく影響しました。
日本市場は、昨日、「Deep Seek」ショックを経過していましたので、本日は
安いものの堅調な動きです。」
■「Deep Seek」に関してエヌビデアは、高く評価をしています。
アメリカ政府が輸出制限をしている最先端半導体を使わなくても、このレベルの
AIを作成できることは素晴らしいとのことです。
しかし、「Deep Seek」が現在アメリカで開発されているレベルのAIほどは進んで
いないこともコメントしているようです。
肝心なことは「Deep Seek」のソースはオープンであり、誰でも、そのシステムを
活用することができることです。
これにより、多くの開発会社がこの仕組みを活用して、新しいAIを生み出すことが
出来るという事です。
しかし、それをより良く活用するためには、やはりエヌビデアなどの最先端チップ
が必要です。
アメリカでは、まるで「津波」に襲われたように、半導体関連銘柄が下落しています。
おそらく、利益確定のタイミングを図っていた投資家にいいタイミングを与えたので
はないか、と考えています。
現実を考えれば、競争は激化しますが、それでアメリカの半導体各社が衰退する
訳ではありません。
いずれ買戻しが進むと想定しています。
■日本市場では日経平均株価はやすいもののTopixは強いという地合いが続いています。
日経平均の下げは大きいのですが、それは値がさの半導体関連株が下落しているから
です。
日本市場には、想定通り、機関投資家や海外からの買いが流入しているようです。
そのため、プライム市場は昨日も本日も値下がり銘柄よりも値上がり銘柄の方が多い
という事象が起きています。
チャートを見ていれば、十分取れそうな銘柄が散見されます。
狙いをつけるにはいいタイミングではないでしょうか。