「昨日のニューヨーク市場は、三指数ともに上昇。「Deep Seek」ショック
からの自律反発と言えます。
「Deep Seek」のマイナス点を様々に洗い出して、防衛に走り始めています。
日本市場は半導体関連銘柄を中心に「自律反発」。決算見通しが好調であり、
反発を強めました。」
■「Deep Seek」は、これまでのアメリカ1強のAI市場を揺るがしかねない
価値の逆転でした。
価値観や前提条件が変化する時には相場が荒れるのは当然のことです。
相場への織り込みはようやく始まったところです。
初期反応は終了しましたが、是から分析がはじまるにしたがって、本格的な
銘柄の価値観が決まります。
今回最大の影響を受けるのは、間違いなく「エヌビデア」です。
「エヌビデア」が設定する高い価格のチップではなくてもAI構築には十分
であることが再確認されると、「エヌビデア」のビジネスモデル、戦略が
改定されます。
しかしそれが起きるのはこれからです。
■日本市場は、半導体関連銘柄が自律反発で戻ることで、上昇しています。
しかし、「エヌビデア」の方向性によって大きく業績が変化する可能性が
ある銘柄が日本企業には多くあります。
それらの織り込みはこれからです。
幸い、これ等の企業の今期業績見通しは上振れしそうです。
好業績と資本政策の組み合わせで、相場水準を維持し、上昇させていけるのでは
ないか、そう期待しています。