市場の目「関税開始」(2025.03.13)

「昨日のニューヨーク市場は、関税の開始に対して身構える様子
でした。報復関税が発動されるまでは、買戻しなどが入りましたが
その後は、再び手仕舞い気分です。

日本市場も午後に入り、模様眺め気分が強くなりました。」

■トランプ関税が始まりました。
この関税に対して、冷静な対応をしているのは、日本とイギリスだけです。
それ以外の国ぐには、アメリカとの関税戦争に踏み切りました。

関税に対抗する手段は、ただ一つです。
関税をかけられても使わざるを得ない、高品質、で利便性の高い、製品や
商品を提供する事だけです。
品質が同じであれば、関税は脅威ですが、高品質は、関税に打ち勝つ事
が出来ます。

アメリカが誇る軍需産業や航空機産業、自動車産業、や機械などの産業が
あまねく、高い関税がかけられた「鉄」や「アルミ」に苦しみます。
アメリカ国内で製造している「鉄」や「アルミ」が品質が低く、高コスト
だからです。

困るのはアメリカだけなのです。

それでも、「新興宗教」のように「関税」の威力を信奉する大統領です。

静観が正解です。
何故なら日本にとって致命的になるほどの影響が出ないからです。
「くわばらくわばら」

■明日のメジャーSQを控えて、トピックスは小幅上昇、日経平均は小幅安
となりました。

吹き荒れるトランプ台風が少し収まるのを待つ以外はありません。

アメリカ一極集中から世界に分散していく投資資金は、遠からず日本に
流入してきます。

嵐が吹き荒れるときはじっと我慢する以外ないのです。