市場の目「2月のSQ」(2024.01.30)

「昨日のニューヨーク市場は三指数ともに上伸。ダウ平均とS&P500指数は
最高値を更新しています。
今晩から始まるFOMCの議事録が気になるところです。

日本市場は、別の思惑で動いているかもしれません。」

■ニューヨーク市場は、「楽観相場」の流れが続いています。
FOMCで、特別なサプライズが出てこないという確信があるのだと考えます。

FOMCが金融を本格的に緩和するには金利と同様QTの遂行も考慮に入れなくては
なりません。

その動きを注目したいところです。

■日本市場は、堅調な動きです。
1月のSQ値は幻の数字と言われた「36025円」でした。気が付けば、その数字は
抜けており、海外投機筋は、2月のSQに向けて、ポジションを構築し始めていると
想定しています。

「36025」円の次は「37000」円あたりが目標のSQ値ではないかと推測しています。

既存のポジションの整理は完了していると考えます。
2月9日の算出日に向けて動きが加速すると考えています。1月の仕掛けがうまく機能した
からです。

今週から主要企業の決算が始まっています。

株価水準を大きく押し上げるには、企業収益が積み上がり、半期終了時より拡大
していることが必要です。

半期決算では慎重に通期見通しを変更しなかった会社が多く、第三四半期で通期見通し
を見直す動きになるのではないかと期待しています。

■日本市場は次第に買い気が旺盛になりつつあります。

個別企業の好決算に機敏に反応しています。
SQを巡る投機筋の動きには注目ですが、個別企業に対する物色も活況になるのでは
ないか、と想定しています。