市場の目「MS銘柄入れ替え」(2024.05.31)

「昨日のニューヨーク市場は三指数ともに下落。セールスフォースが大きく
下落したことで、ダウ平均の下げが際立ちました。
債券も売られ金利も上昇しています。

日本市場は謎の反発。大引けでモルガンスタンレーの銘柄入れ替えの
クロス商いが入り、売買代金は膨らみました。」

■ダウ採用銘柄の中で「セールスフォース」はある程度比重の大きな銘柄
です。
同社の業績が、市場予想に不足したことで20%近い下げが起きました。

ダウ平均はそのために大きく下げることになりmした。

セールスフォースの下落に連想されたのか、情報技術(セールスフォースは
このセクターです)セクターのマイクロソフトなどが売られ、ナスダック市場
では、エヌヴィデアをはじめ、先行していた「情報技術」関連銘柄や
「コミュニケーション」関連の銘柄が売られています。

アメリカの株式市場は、まだ、「益回り」と「債券金利」の逆ザヤ状態が
続いています。

そのため、積極的に株の上値を追う動きは限定的です。

アメリカの投資資金はどこへ向かっているのでしょうか。
大量の投資資金を吸収出来てしかも流動性が高い市場とはどこでしょうか?

答えはMMFです。
MMF残高は4月以降12兆ドル増加しています。

■日本市場はモルガンスタンレーの「オールカントリー」ファンドの銘柄入れ替えに
伴う変動が想定されていました。外される候補の「小田急」などの銘柄はすでに
売却が進んでいました。

変動を恐れて、指数の空売りを行っていた投資家が本日は買戻しに入ったのだと
想定しています。

昨日は大幅な下げに対して値上がり銘柄が過半以上を占めるなど、不可思議な
展開でした。
本日はほぼ全面高です。

指数投資家だけでは、なかなか相場は持ち上げられない、という事なのかも
知れません。