市場の目「TACO」(2025.05.29)

「昨日のニューヨーク市場は三指数ともに一昨日の上昇の
反動安。
トランプ大統領の「内弁慶」政治にそろそろ、アメリカの市場を中心に
反撃の狼煙が上がってきそうです。

日本市場は、「円安」好感で、大幅上伸。」

■アメリカの貿易裁判所による一部の「トランプ関税」に対して、執行
差し止めの命令が下りました。

効果がどれほどあるのかは、疑問ですが、「内弁慶」で、国内には
「敵なし」と考えていたトランプ政権にとって、精神的なダメージが大きい
と考えています。

「内弁慶」トランプ政策は、同盟国や明らかに自分よりたちばが強い相手に
対してしか強い対応ができません。

また、情報整理があいまいで、「偽情報」や「陰謀論」に支配されている部分
が多くあります。
反面、「強い」相手には、腰が引けています。

イスラエル、ロシア、中国に対して、強い態度が取れません。

アメリカの市場ではトランプ政策の事を「TACO」と呼び始めています。
「Trunp Always Chickines Out」
と呼び、トランプ政策は継続性がないと見透かされ始めています。

トランプ大統領は、持続性が無く、「大声」で「威圧的」な態度が相手を怖がらせる
だけです。
マフィアの用心棒のようなものです。

トランプ大統領の本質は「小心」で「見え」だけを気にする人物だと思います。

本来であれば、お金持ちで、脱税を上手くやって金を儲けた不動産屋として、世界に
登場することもなかった程度の人物ではないか、そう考えています。

■日本市場は、冷静に判断を始めています。

日本に投資を継続している海外投資家が冷静だからです。

アメリカの衰退は確実に進みます。

「果報は寝て待て」です。
アメリカからの資金流出は今後も継続しそうです。