代表中野を嗤え「はらみ足(ラッパ足)解説」(2024.04.05)

「ろうそく足で前日の高値安値の幅を超えて高値安値が形成され、前日の
ろうそく足を包み込み様な長い線が出ることがあります。

高値圏で「陰線」で出れば相場は下落サイン、安値圏で「陽線」で出れば、
上昇のサインと言われています。」

■この一か月で日経平均株価では二回陰線の「はらみ足(ラッパ足)」が
出ました。

一度目は3月8日。その後約一週間調整しましたが、その後、個人投資家の
「押し目買い」などで否定され、日経平均は上伸しました。

二度目は4月1日です。
調整局面が到来したと考えています。わずかひと月で二回も出るのは、強い
調整のサインだと考えています。

「調整」は、値幅で行われるか、期間で行われるか、あるいは両方かです。
「値幅で小生が起きる場合、あまり大きく下落すると、その後の戻りの
勢いはすぐには戻りません。

期間で調整する場合には、決算などの「材料待ち」で足踏みしていることが多く
下落幅もそれほど大きくはならず、戻りも期待できます。

両方とうらいするとやや厄介になります。

■「はらみ足(ラッパ足)」が出るという事は、株式市場における「需給関係」
が大きく変化したという事を示しています。

株式市場における「需給関係」とは、「買い」と「売り」の事です。

高値圏とは、「買い」の勢いが強く、下値を切り上げて、株価水準を切り上げて
いる状態の事を言います。
「弱い」とは、「売り」の勢いが強く換金意向が強いため、安値をどんどん切り
下げていきます。
「はらみ足(ラッパ足)」は、高値圏であれ、安値圏であれ、この「需給関係」
が大きく転換する時に起きます。
とりわけ、相場がつい良すぎるときには、激しく出ます。

高値圏で、「はらみ足(ラッパ足)」が出るときは、長く続いていた「買い需要」
が「息切れ」し「枯渇」したことを意味します。
「買い需要」が減少していきますから、相場は維持できません。

下落するしかないのです。

■このタイミングでの投資は模様眺めでいるべきです。

どこで「買い需要」が回復するのか見えないからです。

「今まで上昇し続けていた」その勢いが今後も継続すると、「根拠のない自信」で
「買い」に走る投資家もいますが、飛んで火に入る売りの餌食になる可能性が
高いとも言えます。

年がら年中相場の中に入り込む必要はないのです。

自分にとって居心地のいいタイミングで相場に参加すればいいのではないか
そう考えています。

投資をするからには自身の目標を明確にすることです。
「何となく儲かりそうだから」という考えでは、継続的な成功は覚束ないと考える
次第です。