代表中野を嗤え「型式申請不正」(2024.07.31)

「昨年から、自動車メーカーに対して、「型式申請」に不正があったとして、
製造販売停止などの処置が成されています。

本日は再び「型式申請」に関する不正取得懸念としてトヨタ自動車に調査が
入るという報道も出てきました。

果たして、「国交省」の仕事とは何なのでしょうか。」

■「角を矯めて牛を殺す」という格言があります。
牛の角をまっすぐにしたいと考えて、大事な牛そのものを殺してしまう、
という愚かさを指摘したものです。

国交省をはじめ、行政の重要な役割は「国民の安全」を守ることです。

今回の一連の自動車メーカーに対する疑惑は、「事故」や「重要な欠陥」
が発生して、「国民の安全」が著しく棄損したというような事案では
ありません。

行政が命じている書式や申請の手順などに対する違反があったという事での
「製造販売停止」などの強制処分です。

確かに、「行政が定めた規則」に反したことであり、重篤な違反かも
知れませんが、「国民の安全」との関連性はどこにあるのでしょうか。

■「製造販売停止」「工場操業停止」により、関連の企業の収益は減少
します。
また従業員の給与にも影響します。

経済統計にも大きく影響し、国全体の経済の収縮にもつながります。

「国民の安全」に対しての重篤な違反であれば、行政による処分も必要
かもしれませんが、「安全性」とはあまり関係のない「手続き違反」で
経済へ大きなマイナスの影響を与えるのは、如何なものでしょうか。

行政が仕事をしていることを示すために、重箱の隅をつつくような
行為を続けるのは、いささか疑問を感じます。

何とも「本末転倒」な観があります。

■明日のトヨタの決算開示で、行政に対する「意見」もひとことぐらい
あってもいいような気がしているのは、私だけでしょうか。