代表中野を嗤え「投機は続くよ何時までも」(2024.08.26)

「投機と投資の違いは何でしょうか。様々にありますが、最大の違いは「期間」
です。
投機は投「機」であり、「機」にバイアスを置いて資金を投じるものです。
投資は期間に関する概念は少し長めになると考えます。
それが違いです。」

■「投機」資金は、「短期間」での利益確保を目指す資金です。そのために、
常に市場には存在しており、「投資資金」よりも「投機資金」の方が多くなることも
常態です。

投機資金は、「短期」に利益を上げる事が目的です。
そのため、「材料」や「方向」「手法」などは単純なものほど好まれます。

「円安」(「ドル高」)→「株買い」
「円高」→「株ウリ」

などです。

為替についても難しい理屈より「感覚」が優先されます。

例えば現状では、「ジャクソンホール会議」で、アメリカの金利低下が確定した。
アメリカに右へ倣えで「金利を引き下げる」国が、ユーロをはじめ続出しそうだ。
日本だけは、金利引き下げではない可能性がある。

→「ドル売り」→「円買い」→「円高」→「日本株ウリ」
というシナリオが出来上がります。

■しかし、そのシナリオは、「脊髄反射」的な反応が主体です。
日本が「金利引き上げ」を続ける根拠の分析などありません。

しかし、「投機」を行うとすればイメージが鮮明な方がやりやすいのです。

日本=金利高
アメリカ=金利低下
と単純な図式にした方が、分かりやすくやりやすいのです。

かくして、「投機筋」は動きます。

投機筋が特異なタイミングがあります。それは、他の人の意見が入りにくい閑散
な状態です。

週初めのような日本市場に海外投資家が入ってきにくい時に特に仕掛けやすく
なります。

■日本は、デフレを収束させるためにゼロ金利政策を採用しました。
世界でも特異な政策を長く採用していました。
昨日今日に始めた政策ではありません。

その日本が世界でも際立ったマイナス金利を運営していた時には「円高」という
非合理的な判断が成されていました。

投機筋は何時でも、その時々で「もっともらしい」理屈をつけるものです。

投機筋の語ることにいちいち納得していてはいけないと考えています。

そんな時期は、今だと考えています。