代表中野を嗤え「投資はシンプルに」(2024.04.12)

「株式投資をアドバイスする人たちは、たくさんいます。どうすれば成功するのか。
どうしたら儲かるのか。そして、金持ちになれるのか・・。

株式市場の売買は「買い」と「売り」しかないのですが、その売買執行手法は、
DX化に伴い、大きく進化しています。

その進化は、市場で日々売買をしている人たちもよく理解していないことが多く
あります。

そのために「株式投資」がますます複雑に難しくなるのです。」

■株式投資の手順は概ね以下です。

①銘柄を選択する・・ファンダメンタルズを研究したり(四季報マニアなど)
新聞をくまなく読んだり

②銘柄を買い付ける

③株価が変化する・・上昇すれば喜び、下落すれば狼狽する

④売却する・・株価の上昇が怖くなり損しないうちにと考えて手仕舞いする

④損が膨らむ・・いつか戻るだろうと静観する、あるいは忘れる。

という流れです。

極めて数多くの手順があるようですが、要は「銘柄選択」「買い付け」「売却」
の三つの決断をすればいいだけです。

しかし、わずか三つの決断ですが、それぞれを難しく考えると投資は、より
複雑で難解なものとなります。

■投資は、「単純化」すべきです。

「銘柄選択」に関しては、すでに、コメントしました。動いている銘柄を
探しに行くのではなく、自分の縄張り内で観測できるように用意しておけば、
「選択」に関するストレスは大きく軽減されます。

「売却」に関しては、「最も難しい」というコメンテーターが、多くいますが、
実は最も簡単です。
相場は、「買い需要」と「売り需要」のバランスで変化します。
変化した時に「売却」出来るようにしておけばいいのです。
「逆指値注文」を活用すれば、「売却」に関するストレスは大幅に軽減されます。
「売却」に関するストレスの最大のものは投資家自身の「欲」です。
「欲」を「逆指値注文」によって「自動制御」することによりミスを防ぐのです。

さて、そうなると最も難しいのは、「買い」だという事になります。
「買い」に関しては、「銘柄選択」が問題にはなりません。
すでに、投資候補先は「選択」されているのですから。

投資において最重要ポイントは、「買いのタイミング」という事になります。

■投資において、最重要事項は、「買いのタイミング」です。
チャート分析が必要なのはそのためです。

ファンダメンタルズの勉強はいつでもできますし、投資を成功させるための
比重は実はさほど大きくないかもしれません。

つまり、すべてのファンダメンタルズは株価に織り込まれていると考えると
チャート分析を先行したほうが有効であるともいえるからです。

投資であれ、何であれ、物事はあまり複雑に考えすぎない事が、大事ではないかと
考えています。
物事の本質は「単純化」することで鮮明になります。

投資も同じことだと考えています。