代表中野を嗤え「新しい「何か」への期待」(2024.05.13)

「生成AIは21世紀最大の発明と言われています。しかし、まだ、私たちには
その実感はありません。

それは、生成AIを実装したデバイスを手にしていないからだと考えています。
手に取って実感することで初めて普及が始まります。

どんなデバイスが出てくるのか、期待しているところです。」

■昨年秋口からの世界中の株式市場の上昇は、明らかに、「生成AI」による
社会の変化への期待が、理由の一つでした。

その後、チャットGPTの活用方法や、「生成AI」で作られた画像などで現実
の利用場面を提示されましたが、大きな驚きはありませんでした。
むしろ数年前に実現された「将棋」のAIソフトの方が大きなインパクトが
有ったような気がします。

やはり、新しい技術には、「感動」と「使ってみたいデバイス」が必要
なのです。

■固定の電話から携帯電話への変化は、通信技術と半導体の進化がもたらし
ました。
携帯電話はさらに進化して、音楽が聴け動画が閲覧でき、ゲームができる
パソコンのコンパクト版として進化を続けています。
精密技術や半導体、通信技術の進化です。

一家に一台から一人に一台となり、さらに一人が複数台の利用へと拡大
することで、製造コストは下がり、普及を推進したのです。

さて、「生成AI」で、生み出してくれる具体的なデバイスはどんなものに
なるのでしょうか。

それは、私たちにどんな「感動」を与えてくれるのか期待しています。

例えば、街角で「ポケモン」を探してゲットするゲームは数年前に世界を
席巻しました。
四角い箱の中でしか見れなかった「ポケモン」がそこら中に出現するのですから
世界の人々が夢中になりました。

そんなデバイスでもいいのです。

■「生成AI」の設計はアメリカの会社に独占されています。
コンピュータやスマホのOSもアメリカ企業が独占しています。

日本の企業が競争して勝ち抜けるためには、それらのOSやプラットホームの
上で機能するデバイスやソフトを生み出すことです。

「生成AI」はどのように活用されるのか、どのようなデバイスに搭載されて、
どんな「感動」を与えてくれるのか、それが、これからの相場にも経済にも
大きな影響を与えると考えています。