代表中野を嗤え「東京都知事選挙」(2024.07.09)

「都知事選挙は現職の「小池百合子」知事が勝利しました。
さまざまなコメントがメデイアで流れていますが、今回の選挙は、現在の
野党の限界を示していると考えます。

都民が求めているのは、「過去の清算」ではなく「未来の勝算」なのです。」

■野党は、このところ自民党の「パーテイ券裏金事件」で、順風に乗った
感があります。
メデイアが喧伝する「自民党」叩きにも便乗して、勢いがあると勘違いして
いるようでした。

しかし、その手法は「他者を貶めて自分が相対的に浮上する」という極めて
子供じみた手法です。

国民感情は、「自分たちだけズルい」という反感が主力です。

しかし、政治家として、国民に問うべきは、「過去の清算」ではないのです。

何故なら、「パーテイ券裏金問題」で、大きな損失を被った「被害者」は、
国民にはいないからです。

■日本の現在の野党陣営には決定的に日本という国をどうするのか、という
「未来への勝算」がありません。

具体的な戦略やそのための戦術、基本となる経済観などが開示されないからです。
あくまで与党に対する批判に過ぎず、当事者意識の欠如を感じます。

国民にとって政治家とは自らの生活や人生を賭ける存在です。

その責任感が果たして野党にあるのか、そう感じます。

では与党側にあるのか?

与党の議員の中には「ビジネス」として生活の手段としての「議員」に執着する
人が数多くいることは否定できません。

しかし、与党でいることにより、政治の責任がおのずからのしかかります。
「立場」や「地位」が人柄や思想を作り出す典型です。
日本をどのような国にしたいという「官僚」の意向も常に伝わります。

政治家が変わっても国民は無関心だと考えていれば大間違いです。

国民は本能的な感覚で、自分たちの生存を楽にしてくれる政治家を求めるのです。

■何より、日本全体も、東京都も「経済」が回らなければ、じり貧となります。
じり貧になれば、自分たちの人生も豊かになるとは言えません。

政治家にとって、現状で、最重要に考えるべきはまず「経済政策」です。
そのうえで福祉政策などが運用できるからです。

「衣食足りて礼節を知る」です。

「衣食足りて」を考えすに、「欲しがる」だけでは社会は動かないのです。

野党の皆さんの奮起を促したいところです。