代表中野を嗤え「米国第一主義」(2024.11.25)

「トランプ次期アメリカ大統領の唱える「アメリカ ファースト」日本語
にすると「米国第一主義」に対して、漠然としたリスクを感じる人が
多いのではないでしょうか?」

■経済や政治が「鎖国」のような一国で完結するようなことができるとは
アメリカでさえ、考えていないと思います。

自国に輸出する国に対して高い関税をかけて「鎖国」するのは、自国にとっても
得策ではありません。

まして、トランプ氏は「経営者」であり、「共和党」の自由主義からすると
アメリカ第一主義というあり方がどのようなものかを考えておくべきだと
思うのです。

実は、「アメリカ第一主義」をすでに実現させているモノがあるのです。

それは「スポーツ」の世界です。

■大谷翔平選手が活躍して、日本でも大変注目を集めました。
「大リーグ」への注目が、年々高まっています。
野茂選手やイチロー選手、松井選手など日本の有力選手が続々とアメリカへ
進出することにより、加速度的に人気が高まっています。

日本にも「プロ野球」が存在しているにもかかわらず、また、台湾や韓国
をはじめ、各国に独自のリーグがあるにも関わらず、アメリカの「大リーグ」
がスタンダードとして優先される状況です。

こんな状況は、他のスポーツでも顕著です。

「バスケット」「ゴルフ」など、世界中から優秀な人材がアメリカに流入
しています。
そしてそのことで、アメリカのスポーツ市場は活性化して、他の国を凌駕
しています。

■トランプ大統領や共和党が目指す、「アメリカファースト」のイメージは
まさに、スポーツの世界で先行して実現しているのです。

経済でも同様のことが起きるかどうかは、難しいと思います。
しかし、すでに、WEBの世界では、アメリカが世界をリードしており、
「アメリカファースト」が実現しています。

アメリカが弱体化している製造業を如何に立て直すかが、今後のテーマ
だと想定していますが、「ドル高」の中で、世界に輸出する必要がある
製造業で実現するかは微妙です。

しかし、「アメリカ第一主義」のイメージが見えてくると、日本の各企業も
その対応策が見えてきます。

アメリカは、それほど「馬鹿な国」ではない。
そう考えておいた方がいいと思います。