代表中野を嗤え「選挙の重要さ」(2024.10.02)

「石破新内閣の最初の仕事が「選挙」です。何故、「選挙」に
これほどのこだわりを持つのでしょうか?

ちゃんと意味があるのです。」

■日本は「議院内閣制」です。選挙で国民に選択された「議員」
により運営される政治体制です。

その基本は、「国民」にあり、「国民」に選択されたという事
が極めて重要な政治の要素なのです。
選択された「議員」は、国民により選択を受けたわけであり、選挙
前の様々な事柄は、「禊」を受けたとみなされます。

「選挙」により「国民」から「選択」されたという事実が日本の
政治システムの中では最も重要なことなのです。

それだけに、議員に対しては「逮捕(されにくい)特権」があるの
です。

■ここ数年の自民党は「桜を観る会」や「パーテイ券裏金事件」など
考えてみれば、日本の経済や安全保障には大した影響のない事件で
足を引っ張られ続けています。

その事件の主な舞台は最大勢力であった「安倍派」で起きたことです。

「安倍派」と「麻生派」は自民党の主力として、政治を左右して
来ました。
「岸田」総理も、「安倍派」と「麻生派」に許しを得て、活動を
していた、のではないでしょうか。

今回の「石破総理」の誕生は、「安倍元総理」をテロで失い、求心力
を喪失した「安倍派」「麻生派」に対する、「クーデター」なのだと
考えています。

クーデターの主犯は、鬱屈していた「菅派」と「岸田派」です。
「石破氏」は政治の世界ではほとんど力を持ちません。
手ごろな「傀儡」だと考えられたのだと思います。

■これからの日本の政治は、しばらくは「岸田派」の「宏池会」と
「菅派」の「神奈川県軍団」が差配するのだと思います。
しかし、経済政策は「岸田流」「菅流(変形アベノミクス)」です。
「石破氏」が差配できることはご自身の食事以外何もないと思います。

実態が見えてくれば、これまでの10年間と大きな変化がないと理解
出来ると思います。

そうなれば株式市場は、安定し、企業の業績によって次第に評価が
上昇していく循環になります。
ただし、それ以上の「期待感」はありません。

■「高市氏」が持っていたある種カリスマ的な期待感は、ありません。

さて、議席を減らす可能性がある選挙を行っても「禊」を先行した
「石破=菅」政権ですが、来年の「参議院選挙」でも負けることは
許されません。

その時に「石破氏」が人気が出る、カリスマ性が出るならば継続です
が、そうでなければ、容赦なく「石破氏」は、切り捨てられると
想定しています。

「げにおそろしきは政治の世界」であります。