「昨日のニューヨーク市場は三指数とも小幅上昇。
今後始まる上院での「減税法案」の審議が注目されるところ。
この「減税法案」には連邦政府の「債務上限の引き上げ」が
含まれていますが、それ以外にトランプ急進派が盛り込んでいる
「復讐法案」も組み込まれています。
アメリカに逆らうと報復を「合法的」に課すというこの法案は
問題です。
日本市場は、商い薄の中堅調です。」
■アメリカに敵対したとアメリカが認定した場合、その国、会社
個人に対して報復措置ができるとする法案は、極めて危険です。
トランプ大統領に代表される「陰謀論者」のようなバランスを欠いた
人の判断で、簡単に、報復措置が課せられるというこの法律は
いよいよ、アメリカが長年保持してきた、自由の国のイメージを
崩壊させます。
アメリカは中国やロシアと同様の、自由のない暗澹たる国になる可能性
があります。
さりげなく「減税法案」に紛れ込ますのがいかにも姑息で、トランプ周辺
のレベルの低さを想起させます。
■日本市場は、防衛関連にけん引される相場です。
しかし、高値圏にあることは明確です。
アメリカ議会の推移、「減税法案」を巡る「関税」の着地点が、次第に
見えてきます。
機動的な対応をしてください。
「逆指値」に留意することです。