市場の目「まだまだお休み」(2024.08.22)

「昨日のニューヨーク市場は三指数ともに小幅上昇。出来高が少なく、「パウエル
議長」の講演待ちと言いながら、本質は夏休みのまだ最中だという事だと考えます。

日本市場でも「腰の入った」動きは見られません。」

■海外市場は、特段、地政学的な事件でも起きない限り、閑散な商状が
継続しそうです。

アメリカの金利は、9月のFOMCで、下がることは確実ですが、その幅について、0.25%
なのか、0.5%なのか、騒がれていますが、大勢に大きな変化はないと考えます。

アメリカの経済状況自体が不安定になっているのではないか、そんな懸念も数か月
前まではありました。

しかし昨日開示された雇用統計の修正で、雇用人数が下方修正され、改めて、得心
した感があります。
事業所統計と家計調査による違和感がようやく修正されたと考えています。

クレジットカードの延滞率上昇問題、新規の住宅ローン問題など、金利高止まり
に関する課題は多くありますが、それらは「大統領選挙」の政策として、昇華されそうです。

大統領選挙を経て、アメリカ経済はまさに、「ソフトランデイング」に向けて動き出して
いると考えています。

■日本のソフトランデイングは9月のメジャーSQが第一段階です。
このSQをうまくすり抜けることが出来れば、日本の秋口から年末に向けての相場は順調に
推移すると考えています。

日本市場でも出来高が少ない中、2日5日に売り仕掛けをした投機筋は懸命に手仕舞いを
行っています。

現状は閑散な中、その様子を見ているという事です。

■「果報は寝て待て」です。

含み益のある銘柄には「逆指値注文」をかけておいて、ゆっくり「昼寝」でもしているのが
いいかもしれません。