「日本市場は週末のシカゴ先物市場に連動して、高く始まりました。
寄り後は、「円安」が背景です。「円高」で売り込んだ銘柄を買い戻す動き
が強まったと考えています。」
■株式市場は、「石破総理」の政策や総選挙に関しては、「無視」するように
動いています。
株式市場は、総選挙の結果について「高をくくっている」のだと考えます。
「石破総理」及び「自民党」が何故選挙を急ぐのか?
それは、「石破総理」には政権構想も経済政策も明確なものは何もないからです。
そのため「党首討論」や「予算編成」など時間をかければかけるほど「ぼろ」が
見えてくるという事を懸念したのだと考えます。
与党としては、もろもろの問題を解決するのは「選挙」しかないという事だと
思います。
それにしても、「石破政権」の運営は後手後手です。
選挙になれば、「公認問題」が重要視されるのは明確なことです。
このあたりも「野党」や「メデイア」対応を間違えています。
「公認」するしないは「自民党」の問題です。
早期に行うなら、早めに議員に根回しをしておいて、マスコミに急かされる前に
水から開示しておけば、党内にも深い亀裂はできなかったと考えます。
小泉選挙対策委員長は父親の「郵政解散」を真似したのだと考えますが、
「郵政解散」の時には、世論の強い支持があり、党内議員にも周到な根回しが
進められていたと想定しています。
今回の選挙で、徹底した迫害にあった自民党としての「功労者」議員は、選挙から
復活してくると強い反感を石破政権には持ち続けると思います。
石破政権とは「石破」「小泉」「菅」「岸田」の諸氏です。
選挙に強いとは必ずしも言えない彼らが、議員として帰還してきた「武断派」の
議員を味方につけられるかどうかは、至難の業です。
■そんな前途多難の政権でも、経済は順調に推移しそうだと市場は想定しているようです。
当面、日本市場はアメリカ市場と「為替市場」に連動して動くと考えます。
「選挙は買い」は微妙です。