「昨日のニューヨーク市場は休場です。
日本市場は、材料が乏しい中、21日に控えた「エヌビデア」の決算待ち、
をコメントする評論家が増えています。
本当にそうなのでしょうか。」
■日本市場は、先物先行で上昇しました。
先物を買い付け、すぐに現物株を手当てし、株価水準を押し上げていく
という海外投機筋の仕掛けは指数への影響が大きい、値がさ大型株に
バイアスを置いた現物投資となりがちです。
値がさ大型株の多くは、ハイテク、半導体関連です。
エヌヴィデアというアメリカの「スター銘柄」は、「生成AI」向けの会社
であり、この株価が上がれば、アメリカでも関連する半導体銘柄が動意づき
ます。
アメリカの半導体関連株が上がれば、日本の半導体関連株である値がさハイテク
株を買う理由が出来ます。
かくして、「エヌヴィデアが上がると日経平均が上がる」というおかしな
理屈が成立するのです。
■情報は常に自分の頭で考えるという事が極めて重要です。
テレビうけや大衆受けのいいコメントをしている評論家には、眉につば
を付けて聞くことも重要なことなのです。
昨日もコメントしたように、相場は足踏み状態です。
それは、調子に乗りすぎて、期待される収益基準以上まで株価を買って
締まったからです。
実績の業績がついてきてくれるのを待たなければなりません。
そのために「足踏み」状態が続くのだと考えています。
3月に入り、据え置いていた「通期決算見通し」の上方修正などが出始めると
その動きは再び、進み始めます。
■、指数がけん引する株式市場に満足していない個人投資家が多く存在します。
小型株の高いボラテイリテイに味を占めた個人投資家が多く存在するからです。
「夢よもう一度」「柳の下の二匹目のどじょう」を狙う個人投資家の動機を
非難するつもりはありません。
そんな個人投資家に朗報が入りました。
「レオスキャピタル」が「小型株ファンド」を設立することが開示された
のです。
「レオス」といえばかって「JINS」などの小型株に投資をして成功したことが
よく知られています。
「小型株」ファンの個人投資家の中には、先行して、「グロース市場」の銘柄に
投資を始めている人もいます。
流動性が少なく、わずかな投資資金で株価が急騰する小型株の醍醐味は、他人を
押しのけて「してやったり」という達成感を獲得できることです。
参加する際には必ず「逆指値」で、保険を掛けることを忘れないでください。