市場の目「トランプの脅し」(2025.07.02)

「昨日のニューヨーク市場は、ダウは上伸、S&P、ナスダックは
反落しています。

銘柄数の少ないダウ平均は医薬品の戻りで上伸」しましたが、
ハイテク株の利益確定売りに押されたS&Pとナスダックは下落と
いう構図です。

日本市場は、ハイテク株の利益確定売りで下落しています。」

■トランプ大統領は、「減税法案」の通過のために集中しています。
「減税法案」の通過に追い風となる、主要国との関税協議を早く
進めたいと考えています。

日本に対する強硬姿勢は、早く日本に「妥協」してほしいという
シグナルです。

石破総理は、参議院選挙での影響を考えているようですが、戦術
的には、早期妥結の方が追い風になると考えています。
国民の民度を低く見すぎている気がします。

「米問題」は日本の農業システムの問題であり、輸入が問題では
ないことは農家の多くが理解しています。
関税協議の遅れが、日本の自動車メーカーの収益に与える影響の
方が、はるかに大きいことも理解しています。

安定的な「賃上げ」はどこからもたらされるのでしょうか?

■政府は、経済に関して、柔軟な対応を行うべきです。

柔軟な対応ができる政治家に期待したいものです。

減税で目先の利益を語る政治家には、未来がないと考えているのです。