市場の目「トランプ離れ」(2025.05.08)

「昨日のニューヨーク市場は三指数ともに上昇。下落と上昇を繰り返し
ていますが、基本的にはもみ合い状態です。

日本市場は、明日のSQを控え、先物主導で堅調です。」

■FOMCは、想定通りの金利据え置きで通過しました。パウエル議長の会見では
トランプ大統領に対する批判ともとられるコメントもありました。
あくまで中央銀行は、経済の健全な運営と同の信認を守る使命があるという
事をにじませるコメントであったと考えます。

トランプ大統領が、週末に英国と関税交渉締結の見込みであると公表しています。

日本における自動車と同様英国にとっての医薬品は重要な輸出産業です。
また、医薬品はアメリカ国民にとっても最重要な輸入品の一つです。
アメリカ国民にとって、最も締結してほしい交渉の一つだと考えています。

日本より先にアメリカと交渉を成立させることは、英国にとって、アメリカの
重要な同盟国であることを示すうえでも必要なことでした。

英国がどのような交渉結果を出すのか注目です。

日本との交渉の指標になるからです。

■日本市場は明日のSQを目指して先物主導で堅調な動きです。

決算開示が集中する今週終了後に、日本市場の本来の強さが試されます。

注目です。