「昨日のニューヨーク市場は休場。債券市場は半日取引で閑散でした。
日本市場は、SQ算出日、ほぼ前日と同じ水準で始まりましたが、
ファーストリテイリング1社の下げが300円以上押し下げた形と
なりました。」
■ファーストリテイリング(9983)の第一四半期決算は、悪い数字では
ありませんでした。
第一四半期の進捗率は33.6%であり、順調な状況が窺われます。
売り込まれた理由は、①中国における売り上げが前年同期比1%減少
したこと②日本が三連休前である事だと考えます。
つまり、大きな理由がなく、決算時特有のトレードだと想定されます。。
ともあれ、日本市場は、SQ通過で三連休前であり、手控えムードが強い中
ファーストリテイリングの決算トレードで水準を下げた、という事だと
思います。
反面、セブンアンドアイが、アメリカの「アポロ」が投資を検討する、
という事で、MBOの現実性が高まっています。
総額9兆円ともいわれる資金をねん出することが大きな課題ではあります。
また、市場は、「買収競争」で、株価が上昇することに期待感が高まって
いますがそう簡単にはいかないと考えます。
■市場は、トランプ新大統領が就任するまで動きづらくなっています。
就任前にあたかも、地上げのやくざのように、様々な「脅し文句」を
繰り出しているこの大統領が、現実の政治をどのように行うのか、固唾をのんで
見守っている、という状況です。
来週もこの動きは継続するのではないでしょうか。