市場の目「五万円」(2025.10.27)

「先週末のニューヨーク市場は三指数ともに上昇。
CPIの数字が低調であり、金利引き下げが確実なこと、米中貿易摩擦
の緩和が実現しそうなこと、などが背景です。

日本市場は、高市総理の「所信表明演説」を好感したと考えます。
プライム市場は9割の銘柄が上昇、日経平均株価は5万円を超えました。」

■トランプ大統領が本日来日します。
明日は、「日米首脳会談」がおこなわれ、31日には習近平氏との「米中
首脳会談」が行われます。

トランプ大統領が、どのようなことをコメントするのかが注目です。

しかし、日米、米中ともに、首脳会談前に入念な下打ち合わせが進んでいます。
サプライズは起きないと考えています。

■課題はロシアです。

ロシア産石油に対する購入制限はインド、中国ともに始まっています。
ロシアの窮地はいよいよ進んでいると想定しています。

強がりを続けるロシアですが、アメリカ外交がどこまで通用するのか注視したい
ところです。

■日本もアメリカも主要会社の決算が始まります。

相場水準を上げてきた投機筋にとって、どこで利益確定をするのかが、課題です。
投機筋にとって重要なのは、短期の利益です。

保有を継続して含み益を増やすことには興味がありません。

利益確定の売りを出すとしたら、「決算開示」がきっかけになると想定しています。