市場の目「五万円の攻防」(2025.11.17)

「先週のニューヨーク市場は三指数まちまちの動き。
ダウ平均、S&Pは下落、ナスダック市場は小幅高。

日本市場は、先週で決算が終了。
決算評価の動きが続き、小安いですが、堅調。」

■アメリカは、今週、エヌヴィデアの決算開示を迎えます。
いい数字が出ることはコンセンサスですが、市場の期待と比較して
いいがどうかが課題です。

とはいえ、株価が高値圏から調整局面にあり、危機的状況には
なりにくいと考えています。
何より、週末が日本でいうSQ算出日です。
ファンダメンタルズより、オプション等による影響の方が大きいと
想定しています。

12月のFOMCがどうなるのかが重要です。
金利引き下げを所与の条件にするな、というパウエル議長のコメント
もあります。

感謝祭までは平穏に過ぎますが、FOMCの結果によっては波乱もあり
得ます。

■日本市場は、方向感が見えないところ。
ヘッジファンド主体の相場形成の嵐が、終了し、ようやく、中長期
投資家の出番が到来しています。

週明け早々は動きが鈍いですが、次第に堅調な動きになると
想定しています。

とはいえ、上値を追う動きは期待できません。
下値は限定的ですが、中長期の投資家は、上値追いにはなじまないから
です。

50000円の攻防戦で、当面推移するのではないかと想定します。

指数から個別銘柄です。