市場の目「交渉下手」(2025.06.30)

「先週末のニューヨーク市場は三指数ともに上伸。
減税法案通過を目指した動きが急です。
このタイミングでの関税交渉は、慎重にかつ大胆に
が原則です。
果たして、わが「赤沢大臣」はどうでしょうか?

日本市場は、素知らぬ顔で上伸しています。」

■アメリカ上院での「減税法案」は最後の票読みに
入っています。
上院共和党が許容できる反対票は3人までです。すでに
二人は反対を表明しています。
際どい票読みが続いています。

その時に、政権中枢に話をするというのは如何な判断
でしょうか?

「一生懸命」なのはわかりますが、国民が欲しいのは
「結果」であり、その「結果」に対する判断です。

「一生懸命」さをアピールするのは、石破政権の特徴
ですが、国民の求める「結果」と「時間軸」の感覚は
鈍そうです。

■とはいえ、日本市場は、4万円台を確保して堅調です。
政治の「ポンコツ」を企業が補うという伝統的構図です。

配当の買戻し、などによる相場の下支えもあります。

当面、弱気にはならないほうが、いいと考えています。