市場の目「今度は雇用統計」(2025.11.20)

「昨日のニューヨーク市場は三指数ともに上昇。
エヌヴィデアの好決算が、安心感をもたらしたと想定しています。

日本市場は買戻しで、上昇しています。」

■アメリカでは、ひとまず重要イベントである「エヌヴィデア」の
決算が通過しました。
AIの成長に関して、自信満々のコメントが出て、市場は、一斉に
買戻しに入ったと考えます。

課題は、12月のFOMCです。
雇用状況の悪化、関税による物価押上、と相矛盾する課題があります。
雇用が活発で、賃金が安定していれば、物価もいずれ落ち着きます。

現状ではその判断をどうするのか、FRBのタカ派発言に市場は、まだ
戦々恐々としているところです。

■日本市場は方向感がまだ見えません。

高市内閣の補正予算がまもなく組まれます。
巨額の補正になると想定されますが、その予算案に対する現実的な
期待感がでてくるまで、中長期投資家の「押し目買い」短期投資家の
「戻り売り」で、相場はうろうろすると想定しています。

毎日コメントしますが、こういう相場の時には、「先入観」を持たずに
チャートの形ができるのを待つことです。