「昨日のニューヨーク三指数は、「お祭り騒ぎ」の終点として
三指数ともに大幅高。
日本市場は、余韻が冷め始めています。」
■トランプ勝利の波は、最初に日本市場に到達しました。日本市場は
海外投資家の影響力が強いため大幅高で終了しましたが、続く欧州
市場では小幅反落してアメリカへ戻りました。
アメリカは当事国であり、再度「お祭り騒ぎ」が再燃したと思います。
欧州市場は自国の投資家の影響下にあり、トランプ政権が今後遂行する
「関税と減税」政策への警戒感が出たと考えます。
欧州は、「ウクライナ・ロシア戦争」という課題も抱えています。
トランプ氏の「アメリカ第一主義」で、欧州と距離を置かれると、
欧州の緊張感が増加します。
手放しで浮かれているのはトランプ支持で増税危機をのがれた「ウォール街」
と「富裕層」だけではないでしょうか。
「先楽後憂」にならなければいいと思います。
■日本市場は日経225は乱高下していますが、TOPIX他の指数は堅調です。
半導体関連の値がさ株が売られたため日経225は下落しているにすぎないからです。
決算開示が進む中、想定よりも減益幅が少ないなどの評価も出てきています。
見方次第で相場は変化するという事です。
この流れが継続するかどうかは不明です。
大統領選挙という、今年最大の懸念材料が通過したという事で、「悪材料出尽くし」
的な動きになっていると想定しています。
保有株の急激な上昇があれば「逆指値」で、保険をかけておくことが重要です。