「昨日のニューヨーク市場は三指数ともに上昇。経済指標が
比較的堅調だっつたこと、なにより、トランプ・プーチン会談
で、ウクライナ停戦の道が開かれそうなことで、買戻しが
入ったと考えます。
日本市場は、便乗高です。」
■「停戦」と「終戦」は違います。
第二次大戦の「終戦」いこう、「終戦」は、「ベトナム戦争」
「ソ連アフガン戦争」「湾岸戦争」などあります。
しかし、「停戦」状態で、緊張感が続いている地域もあります。
「朝鮮半島」「「パレスティナ」などです。
交戦している一方の国が、退去するか、降伏しない限り「終戦」
は起きません。
しかし、平和な状態が維持できる可能性はあります。
「ウクライナロシア戦争」は、「停戦」して、「平和状態」が
維持されるためには、力の均衡が必要です。
「力の均衡」とは、軍事力による「抑制」ということです。
この均衡は崩れやすく、「朝鮮半島」は維持されていますが、
「パレスティナ」では不安定です。
「朝鮮半島」では、ロシア、中国、アメリカの均衡が保たれて
いるからであり、「パレスティナ」はアメリカの気まぐれで
不安定が時に起こるからです。
■プーチンは「停戦」に応じると考えています。
欧州の駐留軍が来なければ、すぐに、戦闘を再開すると思います。
つかの間の平穏が来ることは間違いないと考えています。
しかし、「つかの間」です。
ウクライナにとってはつらい時代が再び到来しそうです。
ニューヨーク市場はトランプ関税の事を忘れたかのように反転上昇
していますが、是もつかの間ではないでしょうか。
4月2日以降の関税の影響が出てくるのは少し時間が必要だからです。