市場の目「冷静さを取り戻す市場」(2025.10.07)

「昨日のニューヨーク市場は、ダウ平均は小幅下落、ナスダックと
S&Pは小幅上昇。
依然として、「AI祭り」が続いています。

日本市場は、続伸。
ただし、けん引しているのは投機筋の買戻しと踏み上げです。」

■日本市場では、オプション取引、先物取引の巻き戻しが続いています。
そのため、日経平均は続伸していますが、TOPIX採用銘柄は、冷静さを
取り戻しています。

つまり、昨日の急伸を、押し戻しています。

「高市トレード」などと称していますが、これは、投機筋の思惑外れの
巻き戻しにすぎません。

冷静な長期投資家は、株価の落ち着きを待っています。

なにより、まだ、「総理大臣」に就任したわけではなく、閣僚人事も
これからです。
それらが終わらなければ、「何をするのか」「何が実現するのか」は
わかりません。

今週は10月のSQがあります。
SQを目がけた短期筋のポジション整理の動きが継続しているのだと思います。

■アメリカは冷静です。
政府閉鎖が続いていますが、政府閉鎖による影響は市場には限定的です。

関心は10月28日に始まるFOMCです。
そこまでに大きな材料が出なければ、相場は安定的だと考えています。