「昨日のニューヨーク市場は、三指数とも上昇。ナスダック市場は大商いで終始
しています。
来週に控えたエヌヴィデアの決算が期待されていますが、アプライドマテリアルが
上方修正をしたことで、株価が引け後急騰しました。
まさに、エヌヴィデアの露払いといった感があります。
日本市場はアメリカの好調を受けて続伸です。「38915円」目前まで到達しました。」
■昨日のニューヨーク市場はダウ平均が大幅な上昇。
景気の好調さの継続が材料だと考えます。S&P500,ナスダック市場は、堅調な動き
でした。
特段の好材料が出たわけではありませんが、株式上昇による個人の「資産効果」は
大きく、株式投資への需要が減少する材料もないという事かもしれません。
この好調さがあれば、アメリカの個人消費は今後も、景気を継続的にけん引できる
のではないでしょうか。
■日本市場はアメリカの空気感を受けて、本日も高寄り。
1989年末の「38915円」にあとわずかまで接近する水準まで上昇しました。
本日は、週末です。
週末を控えて、個人投資家を中心に利益確定売りが出たものと想定します。
その利益確定売りが、相場水準をやや押し戻した感があります。
日経平均の上昇をけん引したのは、半導体関連の値がさ大型株が中心でした。
しかし、上昇速度が速く、また、今期の業績は、上値を追い続ける期待感には、まだ
到達していないと想定しています。
半導体関連株を押し上げているのは、4月から始まる来期の業績V字回復とそれ以降の
成長継続期待です。
早すぎる上昇は、業績などの開示で株価水準が押し上げられるような、タイミングが
到来するまで調整を必要とします。
値がさ半導体関連株は、そのタイミングだと考えています。
しかし、日経平均という指数に対する買いは継続します。
中心となる銘柄は、値がさハイテク株から、中低位の銘柄へ拡大してくると想定
しています。
本日、物色が拡大しています。
グロース株指数も上昇していますが、なによりTOPIXの上昇が注目されます。
更に、出遅れ感のある、日経平均採用の中低位株に注目しています。