「昨日のニューヨーク市場はダウは小幅安、S&Pとナスダックは上昇
と三指数まちまちの動き。
FOMCがやや強引な印象の中、前回公約通りの0.25%利下げを実行した
事を好感した動きだと考えます。
日本市場は、SQ s案出日ですが、売買代金は膨らまず、来週月曜日の
新総理選出まで模様眺め気分が国内投資家には続きます。」
■アメリカの経済指標は依然好調です。インフレは収まったとはいえ
まだ高い水準です。
その中での公約通りの「0.25%」の利下げは、パウエル議長の主導だと
想定しています。
トランプ大統領が政権を取り現実の政策を始めるのは来年からですが、
その前に、発射台である金利水準を下げておきたいという意向が水面下
で存在していると考えています。
いずれにしても、トランプ政治が始まるのは来年からです。
年内は各種の思惑が左右する相場付きとなります。
■日本市場は、来週早々の総理大臣指名が終了するまでは、中小期の投資家
には手を出しにくいところです。
海外の短期筋に相場は蹂躙されていますが、落ち着くのは間もなくです。
日本の大口投資家が出てこないため「SQ」日の出来高としては膨らんで
いません。
注目すべきは、各企業の決算です。
想定以上に「下方修正」を行う会社が多く(背景は中国市場の停滞です)
株価の上値を抑えています。
今後の日本政府の政策を左右する企業決算の推移に注目です。