市場の目「大発会」(2025.01.06)

「年末年始の日本が休場中のニューヨーク市場は、方向感
の見えない展開。3日下がり週末には回復しています。
日経平均先物も下落していますが、比較的に安定した動き
でした。」

■日本市場に流入してくる期待感が高い海外投資家ですが、
本日はまだ海外市場は休日であり、日本市場への注文は
出ていません。

大発会の『ご祝儀」的な買い物が終了した後は、シカゴの
先物市場の株価に収れんするように株価は下落しています。

アメリカが、20日のトランプ政権発足まで動きが取れないと
すると、比較的に安定している日本市場に買いが入る可能性が
高いと想定していますが、それは、明日以降、という事なのだと
考えています。

■今年前半戦はまさに、トランプ新大統領が何を行うのか、
という事に焦点が集まります。

「保護主義」「関税」という言葉が飛び交い、不安感を煽って
いますが、現実はどうなのでしょうか。
「保護主義」的な政策をとっている国は、中国をはじめ、数多く
あります。
「保護主義」は自国民を最優先するという政策ですが、自国で
清算していない製品に対して高い「関税」をかけるという事は
自国民に「課税」するのと同じことです。

果たして「関税」強化がすぐにできるのか、疑問です。

とりあえず模様眺めになるのは致し方のない所です。

■今年もご愛読よろしくお願い申し上げます。
皆様のより良い投資生活に寄与できるよう努めてまいります。