市場の目「平和の報酬」(2025.06.24)

「昨日のニューヨーク市場は三指数ともに上昇。
イラン、イスラエルの停戦合意が背景です。
日本市場も停戦を好感しています。」

■今回は、「TACO」トランプ政策が当たりました。
アメリカの爆撃による脅しは、まさしく、「棍棒」を携えた
「巨漢」の登場で、争いをやめた状況です。

始めて、トランプ大統領が、「棍棒」をふるった瞬間です。
やはり、アメリカは「棍棒外交」の国であるという事を国の内外
に示したものだと思います。

トランプ政権としては、短期に終了することが使命でした。
長引かせれば、国内の「減税法案」の審議に明らかに差し支えます。

このまま、イランとイスラエルガ素直に停戦に合意して、核合意
まで進んでくれればいいと考えています。

■今回のアメリカの電撃的爆撃は、ロシアや中国に、アメリカ
恐るべし、の感覚を戻したと考えています。

「口だけ番長」で、「棍棒」を振り回す勇気がないチキンだと
見られていた、トランプ大統領に対する見方を買えなければなりません。

アメリカを舐めすぎている、習近平やプーチン両氏の対応が変化してく
ると想定しています。

■イラン、イスラエル戦争が停戦すれば、次は「関税問題」です。
7月9日の期限が来て再び再延期されるなどと考えない方がいいと思います。

「通告」が間もなく到来します。

今回のアメリカの爆撃は、世界に大きな衝撃を与えたと考えています。