市場の目「待ちぼうけになるかも」(2024.02.21)

「昨日のニューヨーク市場は三指数ともに下落。買い上げる材料もなく
今晩開示される「エヌビデア」の決算待ちです。
とはいえ、「エヌヴィデア祭り」は、オプション市場では活況です。

1000ドル近辺までのオプションが成立したり、500ドルでの買いオプション
も成立しています。

本質的な動きではない気がします。」

■アメリカも経済指標の開示など相場を動かしたい投機家にとっては
「無風」が続いています。

「無風」が続くときには「利益確定」から入ることが相場には多くあります。
今晩の「エヌビデア」の決算待ちという理由にしていますが、その決算
に関しては、すでに株価に織り込まれており、サプライズは無いと
考えています。

昨日の下げは先行した「利益確定」だと考えています。

市場想定通りの内容であれば、昨日の水準近辺でもみ合いになると考えて
います。
とはいえ、市場想定の水準とは、超強気の業績です。
やがて、株価は上昇過程に回帰すると想定しています。

■日本市場は決算も終了して、織り込みの準備中です。
各社のアナリストがフル稼働しています。

気になるのは、「通期想定」を据え置いている会社が多いことです。

明らかに「通期業績」の上振れが想定される会社の「据え置き想定」は、
相場の勢いを一旦停止させます。
「足踏み」せざるを得ないのではないでしょうか。

また、昨日もコメントしましたように、多くの半導体関連銘柄は、2025年
の業績の「V字回復」を期待しての評価です。

現実にその数字を見せてもらうまでは慎重さが優先します。

かくして、日経平均は、もみ合いを「足踏み」を続けている次第です。

■相場の暴落を懸念する投資家の方は、マメに「逆指値」をしておくことを
お薦めします。

下げに付き合う事を考えてはいけません。

とはいえ、日本市場は、それほど調整の幅が深いとは想定していません。