市場の目「方向感が出てきたアメリカ、見えない日本」(2024.10.18)

「昨日のニューヨーク市場はダウ平均は大幅上伸、S&P,ナスダックは
小幅続伸という形になりました。

日本市場は、方向感の定まらないさえない展開です。」

■アメリカは市場想定を上回る小売り売上高でした。今年前半の空気感であれば
「インフレ」の懸念という事で、株価は売り込まれたものですが、現状の
空気感は、順調な経済が推移しているとして好感されています。

「ノーランデイング」「ソフトランデイング」の想定が株価を押し上げている、
と想定しています。

これからアメリカ企業の決算開示が始まります。

好調さを裏付ける数字が出てくれば、アメリカの株式市場の上昇は維持されると
考えています。

何しろ、大統領選挙での争点は「経済」です。
そういう国であれば、どちらの大統領になっつても「経済」と「株式市場」には
留意した政策がとられます。

日本とは大きな違いです。

■日本でも選挙の渦中ですが、「経済」に関しては、優先順位が低いと思います。
与野党ともに、「経済」に関しては、ぼやけた主張ばかりです。

与野党ともに「経済に弱い」議会での揚げ足取りしかしない「職業政治家」が
党首だという事から致し方のない所かもしれません。
内外に課題が山積しており、経済も外交も重要な局面にある状況下で、注目の
政策の争点が「選択的夫婦別姓問題」というのは、いかにも日本の政治家が
ピンボケであるか、マスコミ、国民が平和ボケした無責任な状態であるのか
示しているお思います。

日本での関心は与党が過半数を割るかどうかになっています。

消去法で行くと、「政権運営能力」「政策立案能力があるのは「自民党」だけです。
その自民党が指示でリードできないとなると、いよいよ日本を見捨てなければならない
事態がとうらいするかもしれません。

投票する人で株式投資に少しでも関心がある人は「自民党」に投票してほしいと
思う次第です。