「昨日のニューヨーク市場は三指数ともにマイナス。感謝祭以降
短期投機筋が市場から撤収しており、動きが継続しません。
ニューヨーク市場の頼みの綱はFRBの金利引き下げです。
比較的に景気が維持さ得ている中での金利引き下げは、株価を
押し上げることが知られています。
日本は同様に方向感が見えません。
国会での補正予算などの審議待ちです。」
■日本市場では、個人投資家の「損だし」が先行しています。
個人投資家が中心となって、相場をあげてきた、バイオ銘柄や東京電力
などの株の下げが際立ちます。
特段悪材料がない中の株の下げは、「損だし」後の「買戻し」を予見
させます。
短期投機筋が鳴りを潜めている中、相場を支えているのは、中長期の
投資家です。
割安銘柄、好業績銘柄の「押し目」には買いが入ります。
■日本銀行の金融政策の変更が近づいてきました。
株式投資家にとって、中央銀行の政策変更は、最も重要な事項です。
これから二週間余りは、この動向に市場が左右されます。
しかし、日本経済の延滞の方向感は、高市内閣の誕生で、前向きに転じて
います。
よほどの大規模な金利引き上げ以外は、政策にも景気にも大きな影響が
出ないと想定しています。
この半年で大きく世の中が変化したものです。