市場の目「月末」(2024.08.30)

「昨日のニューヨーク市場は、ダウ平均は上昇、ナスダックとS&P500は
小幅な下落でした。すでにダウ平均は30銘柄の指数でもあり、株式市場の
象徴としては継続していますが、市場の動きを象徴している指数では
無くなっている気がします。

日本市場では月末です。大口のクロスも入り売買代金は5兆円を超えました。」

■「エヌヴィデア」は、膨大な「オプション」取引が成されています。
決算数字の結果もありますが、「オプション」などの取引の内容によって
株価が業績の数字などを反映しているとは限りません。

決算開示直後に時間外取引で幅広い銘柄に影響を与えましたが、時間内
取引では、その動きは限定的になりました。
そのためにSOX指数は回復し、時間外で大きく売られた「アーム」などの
株価も戻りました。

さて、「オプション」取引が増加しすぎて、株価の実態と乖離してきた場合、
いずれ、大きな修正がもたらされます。
「エヌビデア」もそろそろそのタイミングが近づいているのかもしれません。

来週月曜日は「レイバーデイ」でニューヨークは休場です。

■日本市場は波乱の8月が終了しました。

大引けに合わせてクロスが入り売買代金は5兆円を超えましたが、実態は、
動きづらい閑散な商状で推移したと考えます。

9月はいよいよ海外投資家も回帰してきます。

売買代金の増加が想定されます。

とはいえ、7月まで人気のあった銘柄に物色が戻るとは限りません。

9月は中間配当もある月です。

また自社株買いの開示も増加しています。

新しい流れを逃さないようにしたいものです。