市場の目「株安」(2024.11.13)

「昨日のニューヨーク市場は三指数ともに反落。ベテランズデー後の
債券市場は、「売り」から入り、金利上昇が、株式市場に冷静さを
もたらしていると考えています。

日本市場は、アジア市場株安、欧州市場株安に連動した形です。」

■トランプトレードと称する「トランプ祭り」がようやく終息しそうです。

減税→企業業績増加による上昇も届きました。
規制緩和→暗号通貨投資としても、暗号通貨の使い勝手は、「投機商品」
でしかありません。

市場金利が下がれば、多少の成長率の下落には目をつぶれますが、債券金利の
上昇は、金利に対する株式の「割高感」を際立たてます。

10年債の4.4%を超える金利に対して、株式の益回りが、これ以上の株価上昇
で、債券金利との逆ザヤ状態を維持できるのか、投資家は疑問を感じ始めて
います。

債券金利を上回るためには企業業績が金利以上に成長することが必要です。
その成長ができる企業がいくつあるのか、これからのアメリカ市場の課題
です。

■日本市場は依然として海外の投機筋に蹂躙されています。

日本の投資家は、方向感が見えずに右往左往している観があります。

石破政権の目玉政策は「地方創生」ですが、日本全体の経済効果も疑問であり
また具体的な施策も「予算倍増」しかありません。

ここはアメリカ同様「規制緩和」を進める政策とでも打ち出せばいいのではないか
そう考えています。
しかし、それは石破総理では無理ではないか、そう考えています。

市場は、決算を確認して、分析し、市場の落ち着きを待つ段階に来ています。

株価は少しづつ動き出しますが、目先の動きに幻惑されてはいけません。

常に「逆指値」を忘れず、機動的な対応をしてください。