「昨日のニューヨーク市場は三指数まちまちの動き。
ダウ平均は上昇、ナスダックとS&Pは、小幅安。
日本市場は、昨日の下げからの自律反発的な動き。」
■FRBのパウエル議長が、数か月以内にバランスシート縮小の動きを
解消するとコメントしています。
アメリカの債券市場は、好感し、10年債金利が低下しています。
本来金利低下が鮮明になれば、ナスダック市場の株価が反応しそうなもの
ですが、昨日は、小幅な下落です。
すでに、買われていることが背景ですが、これから開示される決算数字
を見たいということだと考えています。
高い株価をさらに買い進めるだけの裏付けを決算に求めているということです。
■日本市場は、「野党の野合的な連立政権」の可能性を嫌気して、昨日は
売りが先行しました。
本日は、そうなる可能性が低いとみて、「株式投資枠」に余裕がある、長期投資家
が買戻しに入ったことで、株価が戻っています。
この買戻しは、上値を買い進むような、投機筋の「買戻し」とは異なります。
上値を追うのは限定的です。
また、日経平均を中心とする投資ではなく、TOPIX的に幅の広い銘柄で、
買いが入ります。
いずれにしても、国会が召集され、総理大臣が正式に決まるまでのもみあいです。