市場の目「様々な織り込み始まる」(2025.01.30)

「昨日のニューヨーク市場はFOMC通過もあり、とりあえず売り先行の
動きでした。三指数ともに小幅下落です。

日本市場は、依然として「Deep Seek 」の影響を織り込むのに右往左往
している観があります。」

■FOMCは当初の想定通り、「金利据え置き」で終了しました。
期待されていたパウエル議長のコメントも「タカ派」でもなく「ハト派」
でもない発言であり、債券投資家は方向感が出ずに、困惑しています。

そのために、上昇した債券金利は引けには、元の金利水準に戻りました。

次のFOMCは3月ですが、この間のトランプ政権の政策の発動を注目したい
ということになると考えます。

■日本市場は、アメリカに右へ倣えです。
方向感が見えず、動きにくい展開が続いています。

しかし、「好決算は、すべてを癒す」です。
好調な数字を開示したアドバンテストは買戻しが進み、日経平均株価を
押し上げました。

問題は「Deep Seek」の影響で、来期の収益がどうなるのか、ですが、これは
まだわかりません。

市場では決算開示が続きます。
「増配」「株式分割」「自社株買い」の開示を待ち望んでいます。
株価水準を押し上げてくるのは、これ等の資本政策ではないでしょうか。

■「Deep seek」の影響に関して、有料会員の方には週末レポートをお送り
いたします。

■市場の動きをよく見て感情に左右されずに対応することが大事だと考えて
います。
投資をすれば、「逆指値」で、資金の保全を図ってください。