市場の目「決算と石破さん」(2025.07.29)

「昨日のニューヨーク市場は、ダウ平均が反落、ナスダックと
S&Pは小幅続伸。

日本市場は、続落です。」

■FOMC,雇用統計等重要指標が出る前には、あまり動きたくないという
心理が市場に拡大していると推測しています。
また、8月1日から施行される「関税」の影響が気になるところです。

まして、アメリカでは主要企業の決算開示が続きます。
ボラタイルな動きが顕著な決算開示です。
買いの手が躊躇するのも致し方ないと考えます。

■日本市場は、やはり、決算の影響が大きく反映されています。

トランプ関税後の世界景気の後退が影響していると考えます。

決算開示は続きます。市場想定を超えた銘柄には買いが、下回った会社
には売りが、冷酷に襲い掛かります。

日本市場の注目は、「日銀政策決定会合」と「自民党総裁」 です。
日銀の政策には、日銀自体も昨年の「トラウマ」があり、慎重な対応
が進められると想定しています。

問題は「自民党」の方です。
石破さんの希望通りに、夏の三大イベントである「ヒロシマ・長崎」
の原爆記念日、8月15日の「終戦記念日」に主賓として参加できれば、
役目は終了したと想定しています。

両院議員総会の開催もあります。

政治家は、官僚からあたえられた仕事をそつなくこなす、ことでは無く、
自らの姿勢を示すことが重要なのです。

それが出来ない、あるいは持ち合わせていない人がリーダーに執着
してはいけないのだと思います。

■与党のトップが変わるときには市場の期待感が盛り上がります。

サマーラリーになるかもしれません。