市場の目「海外投資家不在」(2024.05.28)

「昨日はニューヨーク市場は休場です。そのため、月曜日以上に
本日は動きが散漫になりました。
出来高は少なく、方向性が見えないため、物色が拡散して、余計に
相場が混迷していると考えています。」

■電力会社の株価が動意づいています。

当初は「データセンター」や「半導体工場」の建設とその後の運営により
電力需要が拡大するという事です。
しかし、電力需要が拡大するとしても、数年後の事であり、現状の
電力会社の中で、増える需要に対応できる設備投資ができる会社は
皆無ではないでしょうか。

可能性があるとすれば、再開可能な原子力発電所を保有している、東電
北海道電力、東北電力などです。
しかし、その再開には長い道のりが必要です。

つまり、現在電力会社を持ち上げている「シナリオ」は極めて脆弱
なシナリオだということです。

本日は「配電盤」の大崎電機までもが物色されています。
出来高も少なく流動性も少ないこれらの銘柄が買われるとは・・・

物色が拡大しすぎている証左だと考えています。

■指数と連動した現物買いが「海外投資家不在」で減少すると、日本の
半導体関連銘柄は動きが鈍くなります。

すでに、「益回り」「成長性」方計算すると、「割高」水準にあるこれらの
半導体関連銘柄です。

次に株が動意づくとすれば、半期決算までに、受注が急増して、年初のシナリオ
が復活sづるか否かではないかと考えています。

相場が方向性を持たない時に、相場に合わせて右往左往するのはあまりいい戦略
とは言えません。

相場の方向性が見えない時には、「様子を見る」ことが最良だと考えます。