市場の目「第一四半期終了」(2024.06.28)

「昨日のニューヨーク市場は三指数ともに小幅上昇。経済指標の下方修正、
大統領候補二人の対談、など上値を追いづらい展開です。

日本市場は、第一四半期期末を意識した動き。」

■ニューヨーク市場は、大統領選挙の行方を睨む動きです。

攻勢を強めるトランプ候補が勝利した場合に想定される訴訟などの様々な
面倒事や関税強化など様々な思惑は、週末から来週へ持ち越した感があります。

来週4日はアメリカ独立記念日です。

動きづらい状況が続くのではないでしょうか。

■日本市場は、今週は「自社株買い」が出来ない週であり、需給関係から
弱含みが想定されましたが、想定外の強い週で終始しました。

配当金の再投資が、ファンドのポジション調整の売りを凌駕したのでは
ないでしょうか。

背景は、この第一四半期の内需などの想定以上の強さではないでしょうか。

『実質賃金23カ月マイナス」などというネガテイブキャンペーンがマスコミなど
で、繰り広げられ、負のイメージが大きかったと思います。

しかし、百貨店の第一四半期決算などを見ると大幅増益を開示した会社も
あり、やはり「名目賃上げ」の威力が出てきているのではないでしょうか。

来週から「新紙幣」になります。

夏枯れを想定するコメンテーターもいますが、意外に「サマーラリー」の
確立の方が堅いのではないかと想定しています。