「昨日のニューヨーク三指数は小幅ながら三指数ともに上昇。
日本市場は自律反発でやや戻りました。」
■ニューヨーク市場は、第三四半期末です、その四半期末の調整もあり、
売買代金も多くなりました。
パウエル議長のコメントで、「ソフトランデイング」の可能性が高まった
と考えられたことも、三指数ともの上昇に寄与したと考えています。
10月は、ダウ平均は、21世紀に入ってから19勝4敗と極めて強い傾向が
あります。
年度の最終へ向けて、相場が上昇していく傾向があるからです。
「ハロウィン」へ向けてじり高が想定されます。
■日本市場は、「自律反発」で戻りました。
とはいえ、出来高は4兆1千億円と多くはありません。
732円も上昇したに比較してのこの売買代金は、「自律反発」の範囲を抜けない
という事だと考えます。
「石破新内閣」への評価が多少変化したなどとは考えない方がいいと思います。
昨日も二つのコラムでコメントしたように、「石破内閣」は「菅第二次政権」
です。
「石破総理」の意見や意思はほとんど反映されないと考えます。
とりわけ、これから選挙期間に入ります。
「石破氏」の得意な「緊縮財政」「金利引き上げ」「増税」などの話は、「菅」
氏からことごとく監視され止められると想定しています。
「石破氏」の「変節」などとコメントする政治家も評論家も、おそらく、
「わかっているけれど言えない」という事なのではないでしょうか。
本日は「石破総理」へのご祝儀というよりは、昨日の下げの反発と「円安」が
原因だと考えます。
■「選挙は買い」と言われますが、それは、海外から見て、「与党」の勢力が
安定するとみられるときだけです。
あるいは、「改革」「改善」が進んで、日本市場がより魅力的になるとみられる
そんな場合だけです。
まして、選挙後においては、その傾向が目覚ましく現れます。
つまり、だめ与党だと売られることの方が多いのです。
短期で、売買する方は「逆指値」を忘れずに行ってください。
三菱重工など防衛三社も、そろそろ目標株価に到達した、と想定しています。