「昨日のニューヨーク市場は、三指数ともにまちまちの動き。
ダウとS&Pは下落、ナスダックは上伸しています。。
トランプ大統領が来年一月までの任期ですが、トランプ政権の
経済諮問委員会委員長を指名したことで、上値を抑えられました。
日本市場は、本日SQです。
SQ通過後、日米関税交渉の確認がとれ、売り方の買い戻しで、
続伸しています。」
■トランプ大統領の「お手盛り人事」はついにFRBにまで到来したか?
評判の悪いミラン経済諮問委員会委員長の期間限定とは言え、FRB
理事就任は、市場関係者に「悪い夢」だと考えられたことだと思います。
サマーズ元財務長官が投稿しているように、第一次大戦後の欧州、
第二次大戦後のアルゼンチンのように、「個人崇拝」を背景とする
「保護主義」が台頭してくると、結局は、国の経済を破壊し、政治体制
を崩壊させる歴史があります。
健全な「反対勢力」「民主主義の堅持」が無ければ、次第に国が衰退
していくと、サマーズ氏は警告しています。
しかし、反映するにせよ、衰退するにせよ、その選択をしているのは、
その国の国民です。
来年秋のアメリカの中間選挙の動向が注目です。
■日本市場は、SQ通過後の下落を狙った投機筋が、日米関税交渉の進展
をみて慌てて買い戻したことで、上昇しました。
しかし持続的ではありません。
冷静さを取り戻すことが必要です。
逆指値を活用してください。