市場の目「足踏みは続く」(2024.03.14)

「昨日のニューヨーク市場は三指数まちまちの動き。大きな材量が無く
方向性がとりづらい状況です。

日本市場は、機関投資家などの期末の売りに対して、「押し目買い」と
みなされる「買い」が下支えする状況です。

日本市場も特段上値を追う材料がなくこの持ち合い状況が、継続する
のではないかと想定しています。」

■ニューヨーク市場は「エヌヴィデア」の株価の動きに一喜一憂する
状況です。一昨日の戻りに対して昨日は小幅に下げ。そもそもの、戻り
事態が「自律反発」と想定されますので、同社も、業績の実績数字が
確認されるまでは、「足踏み」を続けるしかないと考えています。

従って、「エヌヴィデア」の動きに連動して、動いている「SOX指数」
の動きや「マグニフィセント7」銘柄も原則「足踏み」だと考えて
います。

業績数字などの「材料」が出てくるまで、ハラハラドキドキしても
しょうがないと考えています。
落ち着いていきましょう。

■日本市場は、売買代金が減少傾向であり、その分だけ、利益確定売り
期末対策売りなどが、長引きます。

長引く分だけ、もみ合い状態が継続します。

日本企業の業績回復に対する期待感は強く、4月上旬に始まる2月決算
銘柄の決算開示それに続く三月決算銘柄の決算開示が注目されます。

いまだ、期待感が強いため、利益確定や期末の処分売りといえども、売り
崩すことが出来ず、株価を崩さないような売り方が継続します。
それが、「足踏み」を長引かせる理由ではあります。

昨日の「春闘の結果」を見ても景況感の回復が想定されます。
日本銀行があえてETFを買わないのも、デフレ感が消失していることの
証です。
マイナス金利解除により、破滅的な変化が起きようがないと想定しています。

■売りは、慎重に時間をかけて行う、買いは慎重に株価の安い所を狙う
そういう状態が続く限り、相場の膠着状態は継続します。

材料待ちです。

「果報は寝て待て」です。