市場の目「選挙期間中の閑散」(2025.07.14)

「週末のニューヨーク市場は三指数ともに下落。
トランプ政権の、各国に対する「関税通告」が、利益確定売り
を促進させたのかもしれません。

日本市場は、材料難です。
トランプ政権に対する回答の準備が進んでいると想定しますが、
まだ明確にはなっていないからです。」

■メキシコ、カナダ、EUに対する「関税率」は日本や韓国と比較
して、高めでした。

裏側での交渉で、ある程度、日本と韓国に対しては、条件交渉が
進んでいる背景ではないか、と推測しています。

「関税」は、今回の通達以上に上がることはありません。

また、すべての商品をアメリカで製造しているわけではありません。
どんな関税率で あろうと、必要なモノは買わざるを得ません。

今後重要なことは、大体の効かない製品であるのか、否か、という点
だと考えています。

その意味では、アメリカの医薬品に対する高い関税の提示は疑問です。
命に係わる医薬品は「特許」もあり、製薬会社に強い交渉権があると
思うからです。

この脅しは、余り効果がないのではないか、そう考えています。

■ともあれ、トランプ政権の暴走のエネルギーはまだ残っています。

適当にかわしていくのが正解だと考えています。

現状で、野党に、その力があるとは思えません。

慎重に投票先を考えたいところです。