市場の目「閑散模様眺め」(2024.08.28)

「昨日のニューヨーク市場は三指数ともに小動き。本腰の入った動きはなく
薄商いで様子見の状況です。

「エヌヴィデア」の決算次第で相場が動く、その相場の動きを見極めたいと
行くことです。

日本市場も右へ倣えの動きです。」

■世界の株式市場は、動きが止まったかのようです。

「エヌヴィデア」の決算待ちを口実にしていますが、現実はなんとも動きづらい
というところが本音ではないでしょうか。

「エヌヴィデア」には、莫大な「オプション取引」も仕掛けられています。
他の銘柄とは比較にならないほどの巨額のオプション取引が仕組まれており、
わずかな動きでも巨額の資金が移動します。

まさに、大きな流れが見えない時には、この「オプション」を絡めた動きで
市場の動向がガタガタになるくらいの影響力を持っているのです。

「円キャリートレード」で、円金利とドル金利などの金利差を利用した投資
手法が今年前半のヘッジファンドの利益を拡大しました。

日本銀行の強気に姿勢で、「円キャリートレード」は急減しましたが、現状
日米の金利差、日本銀行の金融政策を考えると、今後も十分に「円キャリートレード」
が機能すると考えている「ファンド」が存在することは間違いありません。

■「円キャリートレード」の復活と合わせて日本株に対する投資姿勢も再び
「買い」に転じてきている海外投資家が増えていると考えています。

しかし、月初の「指数先物」取引の歪みがまだ残っています。

個別株での買い越は着実に進んでいます。

「日経平均」という指数ではなく、個別株の動きに注目だと考えています。